仮タイトル

火の国から飛び出してきた夢見る男め(29歳未就労)が現実,はたまた現実逃避との格闘にあえぐ日々を描く平凡な日記,たまに猫

自分はあまり信心深くない.あまり実体の無いものに畏怖の念を抱いていると,変なものを見たりしそうで怖いからである.しかし,神を信じないような人でも,実態があり,現実にすさまじい能力を発揮するさまを目の前にしては,神を崇めるがごとく,ひたすら恐れ入り,信じいってしまう.それが大自然の力や機械の力,野獣の力などでなく,自分に鑑みることのできるような,生身の人間によってなされることであるほど,さもそれが絶対であるかのように信仰するだろう.私にとっては,カールルイスの走りがそれである.しかし,彼は自分の能力の詳細をほとんど知らなかったのではないだろうか.トムテレツが彼に教えたことといえば腕の振り方くらいだったという.彼が生まれながらに持ち合わせた他の動作は,そのほとんどがナチュラルでパーフェクトだったからだ.つまり,彼は,自分がなぜそのような動きができていたか知る由もなかったわけだ.私は,それを解明しようと思う.体型も違うし,筋のつき方や性質,ありとあらゆるものが違うので,どこまでその動きを再現できるかわからないが.しかし,その動きができたとき,彼のような天才を自分の手で生み出すことが可能になるだろう.そして,神の奇跡が生んだかのように思えるその走りが,人間の努力によって手に入れることができたとき,初めて私の信仰が報われるだろう.
神

  1. 2005/07/23(土) 16:11:13|
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