人間に対して,いくらの価値がある,ない,という査定はできない.しかし,その人が人間として,はたまた何かの専門家としてどのくらいの水準にあるのかということは,個人の主観の中では判断できうるだろう.専門とする職業なり,競技のなかで,どのくらいの水準にあるのか.その判断の基準は,それらに対して持っている知識,それらを遂行できる能力の水準,そして実際どれだけ真剣に取り組んでいるのかという意識の三つに大別できないだろうか.大別といっても,このうちどれが欠けても,専門家としての水準は低くなる.つまり三つの要素は,分けて考えることのできない,掛け算に近い公式に当てはまるだろう(水準=知識×遂行能力×意識).自分が専門家として今のどのくらいの水準にあるのか.素人に講釈たれられる水準か.同じ専門家と議論できる水準か.知識が低ければそれはわからないが,知識だけ持っていても,遂行能力が低ければ説得力に欠ける.遂行能力があってもうまく使う知識や,真剣に取り組む姿勢が欠ければ,伸びしろは知れている.ただ,本当に,本気で真剣に取り組もうと考えれば,自然に知識を欲するはずだし,そこに能力が土台としてあれば,いくらでも上は狙えるだろう.ここまで書いて確認したかったことは,一番大事なのは意識の高さ(やる気,本気度)ってことだ.それは,人にひけらかすものではない.やる気はアピールするものでなく,自然に滲み出でてくるもんだ.自分の水準を上げたい.

- 2005/07/29(金) 13:26:46|
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